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一般社団法人

電気と踊る寺子屋とは

『面白いを力に!』をモットーに、未来を担う人材育成や地域活性化、伝統文化の発信を主軸として活動する地域密着型の団体です。

 十数年踊り続けてきた鳴子踊り。たくさんの祭りで踊り、指導員も務め、踊る側も伝える側も経験しました。その間には結婚し子どもが生まれ、自然と家族のことを第一に考えるように。そこで、指導していたジュニアチームが大会でよい成績を残せるようになったことをひとつの区切りとして引退。そして、今の自分が本当にやりたいことをあらためて自身に問いかけました。

 「各々のライフスタイルに対応できるファミリーチームを作りたい。」

 中濃地域でも人気の鳴子踊りですが、コロナ禍を経て近年はファミリー層の参加が随分と減ってしまったように感じます。祭りも踊りも、もっと広く皆で盛り上がるものであってほしい。子どもたちや地域の人たちが活躍できる場の選択肢をもっと増やしたい。そう思って新チームを立ち上げる決意をしました。

 やるからにはいいものが作りたい。地域の魅力を発信できるチームでありたい。中途半端でダサいチームには絶対にしたくない。けれど、いいものを作ろうと思えばそこには少なくない資金が必要になってきます。そして地元の人々に家族ぐるみで参加してもらえるようにするためには、個々の負担を減らす必要があります。

 鳴子踊りの作品は地元の文化や歴史をテーマにするのが通例となっており、県内外のイベントで中濃地域を発信する絶好の機会です。地域活性化、生涯学習、ふるさと学習の観点からも非常に価値がある。

 そこで地元企業から支援を募ることに繋がるわけですが、「町も人も豊かになる」ことを考えたとき、ただ協賛をお願いするだけではそれこそ中途半端なのではないだろうか。企業にとって活動を支援する意義を、僕たち支援してもらう側できちんと整えたい。支援してくれた企業に還元できることについても誠実に考えたい。そんな思いを突き詰めたところ、踊りだけにこだわるのではなく、他にも自分自身が夢中になっていることを活かせるのでは、と考え至りました。

 僕は電気系の技術資格を保持しており、普段は技術者として働いています。そこでは中小企業の技術者不足を肌で感じることが多々あります。同じ悩みを抱える企業は少なくありませんよね。世間的には苦手意識の強い分野のようですが、僕は自分の仕事を面白いと感じています。転職するまで気が付かなかった魅力でもあります。もっと早いうち、学生のころにこの面白さに出会いたかった。そしてこうも思います。時間は戻せないけれど、これから自分が伝える側にはなれる!中高生向けの電気制御ワークショップを定期開催して、電気エンジニアのたまごを輩出してはどうだろう?これは中小企業の人材不足という地域社会の課題解決へのひとつのアプローチになりうるんじゃないか。まずは自分の畑で電気制御の面白さを安全に楽しく学べる環境を整え、いずれは他の分野にもこの好循環を広げてゆきたい。

 鳴子踊りと電気制御ワークショップ。一見して関係がないようですが、「地域社会の活性化」というキーワードで繋がるのです。じゃあ、抱き合わせてどちらもやろう。きっと他にもあるはず。なんでもやろう。そんなプロセスを経てどの形がいいか思案した結果、社会的な信用を得て幅広く活動するのが最適だと考えて一般社団法人を設立するに至りました。

代表理事 佐藤 圭佑

活動内容 01 電気制御ワークショップの定期開催

中高生がPLCを用いた制御回路設計から、インバーターでのモーター駆動まで学べる、実践的なワークショップを開催。実際の制御盤を使い、中高生向けとしては圧倒的な本格仕様。企業の求める人材育成に貢献します!

学校で習う授業とは一味違う【電気の本当に面白いところ】を安全に楽しく学ぶことで子供たちの興味や関心を引き出します。

活動内容 02 地域文化をテーマにした鳴子踊り

    子どもからシルバー世代まで幅広い世代を対象として、地域民謡を取り入れたオリジナル楽曲で各地のお祭りやイベントに参加します。

    【どうせやるならいい踊りを!】本気で取り組む楽しさ、壁を突破する面白さを、地域を巻き込んで共有したい。チーム一丸となって地元を盛り上げるパワーになりたい。地元の文化や伝統、魅力を発信します。